経済と共に進化してきた窓ガラス
昭和時代の窓ガラスといえば、木で作られた木枠(サッシの役割)にガラスが組み立てられているものが一般的でした。木枠の窓ガラスは、使い続けているうちにガタツキが出るようになり、隙間風がビュービューと家の中に入ってくるといった断熱性能など全く考えられていないものでした。 ただの雨風を家の中に入れないためのものという認識だったのかもしれません。
日本の経済成長とともに、窓も進化しました。今まで木枠の窓が一般的だったものが、アルミサッシが主流となり、それまでに比べて隙間風やガタツキ等は大分現代の性能に近づきました。今まで、窓は雨風を家の中に入れないようにするものという認識だったが、アルミサッシが登場したことで、窓で外気を取り入れないようにし、部屋の中を温めるという断熱性を意識するようになったのかもしれません。
ガラス窓が果たす役割とは
アルミサッシが主流となってからは、ガラス窓の役割は「外の空気を部屋の中に入れない」「日光を部屋に取り入れる」など、現代に近い感覚になりました。
樹脂サッシなどが登場してからはさらに断熱性能が上がり、暖房の節約などの為に新築住宅に取り入れる人も多くなりました。
そして、現代では火災の防止、防犯対策、紫外線(UV)加工の用途など、昭和初期には考えられない程ガラスは進化をしています。昔は木枠と言われていた木製サッシも現代のものは、アルミや樹脂で作られたものよりも断熱性能が高く、見た目もおしゃれなものが多いという理由から、とても人気が出るようになりました。
あなたの家にあった窓ガラスは?
窓ガラスを交換すると言っても、ガラスやサッシにも沢山の種類があり、その中から自分の家や予算にあったガラス窓を選んでいかなくてはなりません。
もし家の方角が西に向いている場合で夕方の西日が気になる場合はUV加工のガラスへの交換もできますし、温かみのある窓枠サッシを選びたいのであれば木製のサッシに交換をすることもできます。
あなたが何を優先するか(見た目?性能?予算?)によって、業者も提案する商品が変わってきます。まずは自分自信でガラスの種類や窓サッシについて等を理解してから、業者に依頼することをおすすめします。